★来派の名工来国俊一門【来光定】在銘・南北朝期の超貴重刀・長巻直し・本間薫山鞘書き在り★ 最高

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xvpbvx 山城国では、古くから日本刀の製作が行われていたが、在銘の作刀が残る刀工としては最古に属する「三条宗近」は
永延年間頃の人と伝えられ、鎌倉時代初期には粟田口派が出現した。
来派はこれよりやや遅れて鎌倉時代中期から作例を見る。

「国行」が一派の実質的な祖であり、嫡流の「国俊」「国光」「国次」も著名な刀工であるが、
他に光包や国俊嫡子の了戒等がいる。

作風は、太刀、短刀が多く、薙刀、剣をまれに見る。太刀は鎌倉中期~鎌倉末期の姿となる。細身の作もあるが、
総じて身幅広く、反り高く、中切先が猪首となった姿のものが多い。
地鉄は、小板目肌良く詰み、細かな地沸が一面につく。沸映りが見られるのもこの派の特色である。
刃文 は 直刃、あるいは直刃に小乱や小丁子を交えるものを基本とする。


山城の國了戒は国俊の嫡子であり、その弟子の来光定は寡作な刀工である。遺作は極めて少なく、超貴重刀剣と言える。

国俊の活躍期が1293年の鎌倉期永仁頃、了戒の活躍期が1320年あたりの鎌倉期文保頃、
本作の光定が鎌倉末期嘉暦ころから始まり、1380年の南北朝期永徳・嘉慶頃で、この三代は約80年の間に収まっている。
三人の親子、弟子の期間としては妥当な範囲である。
光定は最初山城に住み、のち常陸に移る。光貞は切銘を(光定)(来光定)と切り、遺作の中でつとに有名なものは
(常州住人来橘光定)(嘉慶三年辰八月日金剛大勝王)と切銘された太刀であり、常州とは常陸のことである。
長巻直し、先反り深くつき、姿豪壮な姿態を呈している。
長さ十分にして 重ね9mmと極めて厚く、刃肉が頗る健全健体である。
地鉄は、優美な板目肌に地沸を厚く敷き、地景強く入り、かね強く明るく冴え、足葉繁く入り、小沸厚くつく。
匂口締まりこころに明るく冴え、帽子は小丸風で返りは極めて深い。
茎は摺上げ、錆色よろしく(来光定)の銘が鏨深く残っている。

昭和を代表する本間薫山先生の鞘書きがあり、本作は鎌倉末期の作であり光定の若打ちの一刀で、
地刃健体にして傑作であり珍重と揮毫されている。

若干のヒケ、棟区寄りの彫り上辺に薄黒錆(詳細写真の最初、真ん中辺り4㎝位、白く光って見えます)ありますので、
写真を良くご覧の上での入札お願い申し上げます。

銘・・・来光定
長さ・・69.9cm
反り・・2.0cm
目釘穴・1個

元幅・・約2.6cm
先幅・・約2.8cm
元重・・約9.0mm
先重・・約6.0mm
刀身重量・・約900g

落札後、銃砲刀剣類所持等取締法第14条にもとづき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出を行ってください。

信用確認のため、評価が0(新規)の方は必ず質問欄にて住所、氏名をご連絡頂き購入の意思をお知らせ下さい。
質問には公開回答しませんが、連絡が無いまま入札を繰り返しされた場合は入札拒否とさせていただきます。

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